薪ストーブ・灰の活用法への説明


a:木灰の活用法

1: 蘭の肥料用にも欲しい人が一杯いると思いまたは陶芸の釉薬などにも。

2: 灰には植物に必要なミネラル類(特にカリウムは良く知られています)も含まれており、病害虫を防ぎ、作物を健康にする効果があります、焼畑農業ってご存知でしょう、その効果を狙った最善の土地改良です。

3: 灰には、肥料としての「カリ」を始め、様々なミネラルが含まれていてアルカリ性であるがために、酸性になった土の改良にも使います今の様な、肥料が無かった時代には重要な肥料でもあったのです。

4: 畑に灰を撒くのは土壌のpHを上げる為です。(酸性度の改善)草木灰の成分には石灰分とカリウム、リン酸が含まれて居り3要素の補てんと成りますがカリウムが多過ぎると苦土(マグネシウム)の吸収が悪く成り苦土欠乏が起こり易くなるので注意は必要です。

5: 草木灰の主成分は炭酸カリウムです。アルカリ性で土壌PHを上げます。日本の土壌はカルシュームが少なく植物の多量要素でも無いため灰の中の石灰分は少ないです。
  その他リン酸やケイ酸を含みます、多く撒きすぎると土壌はアルカリになりますし苦土とのバランスが悪くなりますので苦土欠乏が発生しやすくなりますが土壌が乾燥気味だと問題は少なくなります。

6: オリーブの木はアルカリを好むので灰は適肥料の一つです。
オリーブの木は地中海沿岸に自生する植物で地中海はアルカリ質な土壌なので灰は理に適った品と言えるでしょう。

7: 木灰の中には、カリュウムが含まれている。カリュウムを必要とする芋類、大豆。カリュウム不足に陥った作物に有効。

8: 灰そのものは弱アルカリ性ですが、土壌の中和目的には、主に苦土石灰などの石灰系の資材が多く使われ、草木灰は補助的に使われます。
  土壌の中和目的で石灰系資材を使いすぎると、土が固くなる場合がありますが、草木灰では土が固くなり難いようです。

7: カリフラワーの苗を定植しその苗のぐるりにドーナツ状に灰を撒いて根切り虫(ヨトウ蛾の幼虫)やナメクジの食害から苗を守るためのバリヤー。
ヨトウ虫やナメクジはアルカリ性の木灰の上を歩くことが苦手。で、灰の輪は邪悪な者を寄せ付けない結界に。
庭バエの幼虫はカリフラワーやブロッコリーやキャベツの地下茎を食害する。でも、庭バエは木灰を撒いた土に卵を産まない。

b:木灰の活用法

1: 研磨剤になる。 ストーブのガラスの曇りで、水拭きではなかなか取れないものは灰をつけて磨けば研磨剤になり綺麗になります。

2.アク抜きに使う。 木灰は、山菜や木の実などのアク抜きにも活用できます。

3.カメムシよけ。

C:木灰の活用法

1: 融雪剤として
 雪国ではこの灰を撒いて融雪に使う方もいます。ただし道路や自宅の玄関に撒くと灰は溶けない為、最終的には泥状になるので汚れます。なのでこちらも主に畑などに撒くそうです。そうすれば畑仕事も早く出来るし、土に栄養も行き渡るなど、一石二鳥ってな訳です!

d:木灰の活用法

1: 火鉢 囲炉裏 園芸 灰汁 御香炉灰など